ロンドン美術館:テート・モダンの行き方と、見どころ、周辺のおすすめ
テート・モダン・ギャラリーの、2000年にオープンした本館「ボイラー・ハウス」は、20世紀以降の現代美術を展示する美術館。元発電所だった建物をスイス人建築家が改装したもので、建物もまさに現代美術にぴったり!
(雨のあとで、ちょっと暗く写ってしまいました。奥の頭が見えている建物が、新館です)
2016年7月には、新館「スイッチ・ハウス」がオープン。世界の近現代美術館の中でもトップの来場者数があり、本館だけでは混雑しすぎるために増設したもので、スペースは6割増え、ショップやレストラン、ロンドンを一望できる展望台もあります!「ねじれピラミッド」とも呼ばれる新館は、一見の価値ありです。
行き方と最寄駅: 地下鉄サザーク駅(Southwark、ジュビリー・ライン/灰色)から約8分、または地下鉄ブラックフライズ駅(Blackfriars、ディストリクト・ライン/緑色、サークルライン/黄色)から約10分、セント・ポール駅(St Paul's、セントラル・ライン/赤色)から約12分。
中でもおすすめの行き方は、セント・ポールズ駅で降りて、ミレニアム・ブリッジを渡っていく方法(下の写真)。テムズ河を渡るのは、ロンドンらしくてとてもおすすめ!
(セント・ポールズ寺院を背に、テムズ河方面に)
(これが、ミレニアム橋)
(ミレニアム橋の途中からは、こんな景色が!)
(テートモダンが、近くに見えてきました)
開館時間・閉館時間は、日曜から木曜は10:00~18:00。金曜と土曜は、閉館が22:00。休館日は、12月24日~26日。
本館では、ジョルジョ・デ・キリコや、パブロ・ピカソ、フランシス・ベーコン、「ケージ」(ゲルハルト・リヒター)、後期カデンスキー、アンディ・ウォーホールなどなどの作品が見られます。
他にイタリアの芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」、ポストミニマリズム、日本の「もの派」の作品や、キュビズム、構造主義などの抽象主義の作品も。
でも、モダン美術は本当に興味のある人でないと、「分からない」「つまらない」と感じてしまうこともあるかもしれません。万人におすすめ美術館ではないかも。それでも、カフェや、新館の展望、そしてミレニアム橋からの景色は素晴らしいので、行ってみてもいいかもしれません。
また特別展は、いい企画が多いです。2016年夏は、ジョージア・オキーフをやっていました。行ったときは、結構混雑。特別展への入場は行列でした。
新館「スイッチ・ハウス」では、本館の近現代作品とは対照的に、1960年代以降の立体やインスタレーション、映像を展示。カール・アンドレ、草間彌生など約30名の世界でも有名なミニマル・アーティストの作品、さらには、ベイルートやカイロなど世界各国の都市をテーマにした作品群もあり、グローバルなイメージ。
さらに新館では、ポスター作りやパフォーマンスに挑戦するワークショップが行われたり、ただ見るだけではなく、アートを通じたインタラクティブな活動にも重点を置いているようです。
カフェ、レストランは、たくさんあるのですが、結構いつも混雑しています。特にお昼ご飯などは、早めに行ったほうがいいかもしれません。
◆新館「スイッチハウス」9階の展望レストラン
ロンドンのスカイラインを眺めながら、食事やコーヒーを楽しめます!
営業時間
日曜-木曜 12.00-15.30
金曜・土曜 12.00-21.30(15.30-18.30は休み)
◆キッチン・アンド・バー
本館6階にあるレストラン・バー。ランチやディナーなら、イギリスらしい食事を楽しめます。眺めも良く、夜はバーも。
日曜から木曜 10.00-17.30
金曜・土曜 10.00-21.30
◆新館「スイッチハウス」1階の「テラス・バー」
「バー」と言っても、コーヒーや紅茶もあり、クラフトビールからカクテル、そして食事の数は少ないですが、エビのカクテルや、チキン、ラムなどがあります。日曜以外は、夜遅くまで開いていて、うれしいカフェです。隣はミュージアム・ショップ。
月曜から金曜 7.30-22.30
土曜日 10.00-22.30
日曜日 10.00-17.00
◆新館「スイッチハウス」2階の「スイッチハウス・エスプレッソ・バー」
日曜から木曜 10.00-18.00
金曜・土曜 10.00-22.00
テート・モダンのミュージアムには、ポスターやカタログ、人気デザイナーやアーティストとのコラボで作ったオリジナルものが、たくさん。ショップは館内に大小合わせて4つ。楽しい飛び出す絵本などは、大人の女性にもいいお土産になるかもしれません。
メインの「テラス・ショップ」は、新館「スイッチハウス」1階(写真下は、ショップの入り口)。
営業時間
日曜から木曜 10.00-18.00
金曜・土曜 10.00-22.00
<TATE MODERN>
International modern and contemporary art
Bankside, London
公式HPは、こちらから。(http://www.tate.org.uk/visit/tate-modern)